Let’s Go 2016.

2016年は、皆さんにとってどのような一年でしたでしょうか。

筆者は、今年の4月から東京に上京したのですが、渋谷駅内を駅員さん2016年は、皆さんにとってどのような一年でしたでしょうか。筆者は、今年の4月から東京に上京したのですが、渋谷駅内を駅員さんなしで動けるようになりました…!

そんな話は置いておいて…。2016年、いろんなことが起きましたよね。政治ネタから芸能ネタまで。思い起こせばいろんなことが頭の中に浮かんできます。「ゲス」、「不倫」、「不正」、「逮捕」、「解散」とツラツラと頭の中に出てくるこのネガティブワードたち。たしかに、例年に比べて「暗い」ニュースが多いようにも感じる2016年でしたが、たくさんの「明るい」ニュースもあります。しかし、それがどこで何が起きたのか、あまりイメージできていないのではないしょうか…。

というわけで。今回は、ニュースや新聞の一面を飾った「あの出来事」が起きた「あの場所」を巡る企画。題して「2016年、政治が動いたあの場所へ行く」です。

伊勢志摩サミット

5月26・27日に世界中の「政治オールスター」が集った会議がありました。主要7カ国(G7)の首脳が集まった会議、伊勢志摩サミットです。このサミットは、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダで順番に毎年開催しています。日本がサミットを開くのは、2008年の北海道洞爺湖サミット以来8年ぶり。1975年にカナダがいないG6で始まり、76年にG7になりました。98年にロシアが加わりG8なりましたが、クリミア編入問題で批判を受け、2014年3月にロシアを除くG7に戻りました。ちなみに、開催された三重県志摩市は志摩スペイン村で有名ですが、スペインはサミットに参加していません(ここ重要)

サミットでは、国際社会が直面するいろんな地球規模の課題について、首脳は一つのテーブルを囲みながら、意見交換をすることでみんなが納得する答えを生み出し、物事を決定します。首脳は、日本:安倍総理(議長)、米国:オバマ大統領、フランス:オランド大統領、ドイツ:メルケル首相、英国:キャメロン首相、イタリア:レンツィ首相、カナダ:トルドー首相、EU:トゥスク欧州理事会議長及びユンカー欧州委員会委員長です。そうそうたるメンバーですね。これだけのオールスターが揃うというのは、野球界でいうとメジャーリーガーのベストナインが東京ドームに集まる、そんなイメージでしょうか。

http://www.asahi.com/sp/

http://www.g7ise-shimasummit.go.jp/summit/qaa.htm

 

オバマ 広島訪問

5月27日、アメリカ政治の歴史を動かす出来事がありました。オバマさんが現職のアメリカ大統領として初めて、広島の平和記念館を訪問しました。修学旅行や社会見学で広島の平和記念館は関西にお住いの方は行ったことがあるのではないしょうか。あの場所にオバマさんも行った、というお話です。

ホワイトハウスによると、オバマさんは「核兵器なき世界の平和・安全保障を求める継続的コミットメントを求める」ため広島をご訪問。この出来事は海外のメディアにも大きく取りあげられました。アメリカ大手メディアのCNNは「広島訪問は歴史的」、イギリス大手メディアのBBCは「永遠の誇りとなる」と評価しました。なぜオバマさんの訪問がこれほどのニュースになったのでしょう。

実はアメリカでは、原爆投下は早く戦争を終わらすために必要な手段だったとする意見が根強くあります。そのため、アメリカとしては原爆投下に対して謝罪を表明するつもりがないのが通説。しかし広島訪問は暗黙の謝罪、あるいは、核の恐ろしさの認識を示すこととなります。だからこそ「オバマさんの広島訪問」は大きく取り上げられました。広島訪問を終えたオバマさんは帰りの飛行機の中で「広島に来て良かった、移動する際にも多くの市民が沿道で見送ってくれたことに感動した」と言ったそうです。ちなみに、オバマさんが折った鶴の折り紙は、平和記念館に所蔵されていますので、ぜひぜひ足を運んだ際は見てみてください。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/sp/400/246922.html

演説全文

http://www.jiji.com/sp/v4?id=obama-hiroshima0001

論点

https://matome.naver.jp/m/odai/2146294656037496001

 

イギリスEU離脱

6月23日、世界中の政治大好き芸人の度肝を抜かれる出来事がありました。イギリスのEUの離脱が決まった国民投票です。世界中の誰もが予想だにしなかった「結果」を受けて、世界中が驚いたこの投票。この投票で何が問題とされ、そして何が世界を「驚かせた」のか、見てみましょう。

とってもとってもざっくり言うと、イギリス人は「これ以上難民を受け入れたくない!」と主張。だから国民の意見を聞いて受け入れるか否か、決を採ったのです。(繰り返しますが、とってもとってもざっくり言ってます…!)

そもそもヨーロッパでは、ほとんどの国において、シリアやイラク、北アフリカからたくさん難民を受け入れてきました。UNHCR JAPANの定義によると、難民は政治的な迫害のほか、武力紛争や人権侵害などを逃れるために国境を越えて他国に庇護を求めた人たちを指します。ざっくり言うと、自分の命、権利を守るためにほかの国へ逃げなければならなくなった人たちのことです。難民にとってイギリスは超人気の「逃亡先」。なぜならイギリスは難民にたくさんの社会的な支援を与えてくれるからなんです。例えば、生きるために必要最低限のお金を与えたり、無料で医療施設を利用できたり、住居が与えられます。みんな「イギリス最高!!」と言うわけですね。

しかしこんなにも好都合だからこそイギリスは移民・難民を受け入れたくなかったそうです。なぜなら難民のへの支援を良くすれば良くするほど、国民の税負担が重くなるからです。基本的に、難民の衣食住の費用は、国の税金から用いられます。その税金は当然、国民が納めたもの。財政が弱っている中、自国の財政もままならない状態で、難民の受け入れ費用になってしまいます。イギリス国民が不満を持つのも当然です。

なにが世界を驚かせたのか

「僕の一票が影響してしまうなんて思わなかったんです。残留するもんだって思ってたから」

これはインタビューを受けた投票者の一人、アダムさんの言葉。彼は「自分は離脱に入れたけれど、まさかこうなるとは思わなかった。残留だとばかり思っていたので、自分の票は結果に関係ないだろうと思った」と話ました。BBCで放送された、アダムさんのこの発言は世界中に行き渡ることになりました。みんなが「ありえない」と思っていることが「ありえる」この世界。僕らの「一票」でも社会を変えてしまうかもしれませんね。

https://twitter.com/VictoriaLIVE?ref_src=twsrc%5Etfw

https://www.buzzfeed.com/sakimizoroki/whats-going-on-in-the-uk-after-euref?utm_term=.bqxZzD98G#.baMMpemxD

豊洲

豊洲市場の盛り土は一体何が問題点なのか?

東京都が抱えていた、とってもとっても大きな問題のお話。

前東京都知事の舛添さんに代わって、新しく小池百合子さんが都知事に選ばれました。就任後間もない東京都には、それはそれは大きな穴がありました。

というのも、卸売市場である築地は、老朽化や衛生管理が難しくなったなどの理由で豊洲に移そうという動きがありました。いざ東京都築地市場の移転先、豊洲市場を調べてみると、地下に盛り土がされていなく、そこに空洞があったのです。

そもそも盛り土とは、汚くなった土壌の対策としての工事方法なのですね。もともと豊洲市場は、東京ガスの土地でガスの貯蔵タンクなどがあり、その下の土壌は汚染されていたのです。それが発覚してからは、朝から晩までニュースを飾るのは「豊洲 盛り土なし」でした。ニュースや新聞を見てみると、「盛り土がない」ことが問題として取り上げられていますが、一番の問題は「盛り土するする詐欺」をしたことなのです。つまり、「盛り土やる!」って言ったのに、「やってなかった」ことが本当の問題。さらに小池さんは、誰が決定を下したのかわからないと言っています。

富山市議会

まず富山市議の不正と聞いて、ふむふむと思った方は、かなり今年の政治を見てこられた方だと思います。でも実は、ヤフーやLINEニュースになるくらいの「大事件」が富山市で起きたのです。

実は、富山市では11月、市の政治家がウソをついてお金(税金)をもらっていたのが発覚しました。しかもそれが組織ぐるみの犯行で、12人も悪事を働いたために政治家を辞めたという、そんな事件が起こりました。

そして、彼ら12人はどんなウソをついていたかというと、「政務活動費」と呼ばれる政治家が活動するときに係る事務的な費用(ボールペンとかプリンタ―代とか事務所の家賃など)を必要以上に請求し、実際にかかった分以上の「余分なお金」を自分のポッケに入れていたのです。政務活動費は税金から支払われているため、ウソをついて税金を使い込んだ議員さんたちが悪いことをした責任をとることになってしまったのです。ちなみに、昨年号泣会見で有名になった議員さんは、ウソをついてこの政務活動費をもらっていたことで政治家を辞めています。彼が12人も居たのかと思うと富山市議会…恐ろしいです。

この政務活動費、身近なところで例えてみると、学校での部費に相当します。部活するときに学校から少しお金の補助が出ることは皆さんもご存じの事と思います。そのお金でサッカーのゴール買ったり、コーン買ったり、はたまた部室の電気代等を払っていますよね。そういった部活動をしていくうえでどうしてもかかってしまう必要なお金(経費)の政治家版が政務活動費なのです。でもこの政務活動費、「めっちゃ金かかってるから、くれっ!」って嘘つくのってありえないですよね。例えるならば、母親に1000円もらっておつかいに行き、払ったお金の額をちょろまかして自分でいくらかせしめちゃうことと同じことです。

ということで市民の怒りを買い、悪いことした市議は辞めさせられることになっちゃんたんですね。当然の帰結です。

 

アメリカ

11月8日に行われたアメリカ大統領選挙。全世界の予想を裏切って、共和党のドナルド・トランプ氏が勝利。政治家経験のないスーパー実業家(日本で言えば、孫正義さんの口が悪くなったようなイメージでしょうか)が次のアメリカ大統領に選ばれることになりました。

日本も含め、どの海外のメディアを見ても、そのほとんどが「ヒラリー・クリントンの勝利」としていましたが、その予測は大外れ。ブレグジットと同様、「ありえない」とされていることが現実として「ありえる」こととなりました。

ドナルド・トランプ氏がヒラリー・クリントン氏に勝利した夜。なんと、「トランプ」と検索した人は7月のピーク時に「参院選」と検索した人の5倍に上りました。これはすなわち、トランプのことを知りたい!と思っている人が参院選について知りたい!と思っている人の5倍いるということ…。海の向こうの国のリーダーを決める選挙への関心が、日本の国会議員を決める選挙よりも多い…。

そんな政治を最高のエンターテインメントに仕立て上げたトランプ次期大統領。来年1月20日に大統領に就任するトランプさんですが、移民問題やTPP、日本の安全保障がどのようになるのか目を離せません。

 

 

まとめ

バババっと、2016年を振り返ってみました。この記事では、それぞれの概要しか触れませんでしたが、何となく「あー、こんなんあったなぁ」とイメージいただければ幸いです。

ぼくたち「ぽてと」はこれからも政治のネタをおもしろく、そしてわかりやすくみなさんにお届けします。2016年、ありがとうございました。そして2017年もよろしくお願いいたします。

http://www.unhcr.or.jp/html/ref-unhcr/refugee/v