話題になった内閣改造!その目的は!?

第三次安倍改造内閣とは?

 

ご存知の通り安倍首相は8月3日、内閣改造と自民党役員人事を行い、第3次安倍再々改造内閣が発足しました。

内閣改造とはとてもわかり易く言えば、日本政府のスタメンが変わることです。

内閣支持率が急落する中で行われた今回の内閣改造。「新しさ」を打ち出してマイナスイメージ払拭に繋げたい思いと「安定」を優先しリスクを回避したい思いが交錯し、前日の深夜まで決まらないほど難しい人事だったようです。

結果として、安倍首相から距離を置く政治家を起用しつつも、13人が閣僚経験者という実力派を並べた、経験重視の手堅い布陣となりました。支持率を下げないことを主眼に置いた人選といえるでしょう。

注目の閣僚1:野田聖子総務大臣

総務大臣に抜擢されたのは、自民党の元総務会長で、無派閥の野田聖子氏。野田氏は、女性活躍も担当します。

野田氏は26歳の若さで県議になり、1998年に当時の閣僚史上最年少の37歳で郵政大臣に抜擢されるなど、早くから「初の女性」として永田町で期待を集めてきました。

野田氏は、一昨年の自民党総裁選に安倍首相の対立候補として立候補を模索するなど政権と距離を置いてきました。今回も「次の総裁選にも出馬する」と明言し、首相との対決姿勢を隠しません。

首相としては、そんな野田氏を閣僚に起用することで挙党態勢の構築につなげるとともに、政権が掲げる「女性の活躍」を推進する姿勢をアピールする狙いもあるものと見られます。

注目の閣僚2:河野太郎外務大臣

外務大臣に抜擢されたのは、元行政改革大臣の河野太郎氏。今回の内閣改造では一番のサプライズ人事だと言われている人です。

脱原発を訴えるなど党内で異端児扱いを受けることも多いため、安倍首相とは距離を置いていました。そんな河野氏を入閣させた理由に安倍首相は「これから中韓との関係がますます大切になるから。」と漏らしたようです。

父の洋平氏は、慰安婦の強制連行に日本軍が関与していた事実を認め、日本政府として謝罪した「河野談話」で知られており、河野太郎氏自身もその関連から東アジアで知名度があります。

そして河野氏はアメリカの超名門ジョージタウン大学を卒業した、永田町きっての英語通。それらがすべて相まって、河野氏の外務大臣抜擢に繋がったようです。

注目の閣僚3:茂木敏充 経済再生担当大臣(人づくり革命)

今回注目したい人事は、新たに経済再生担当大臣に就任した茂木敏充氏です。また茂木氏は、安倍首相が重視する人づくり革命も担当することになりました。

茂木さんは経済・金融・外交など幅広い分野の政策通として知られています。それもそのはず、茂木氏はどんな就活生も舌を巻くスーパーエリート!
東大経済→丸紅→読売新聞→ハーバード大学院→マッキンゼー→衆議院議員という、マンガから出てきたようなスペックです。

選挙実務にも詳しく、安倍首相の信頼も厚い茂木氏。第2次安倍政権以降、経済産業相や選挙対策委員長、政調会長など常に重要ポストに就いてきたのはその証しです。

そして茂木氏は、今回の内閣改造で打ち出された新たな看板政策「人づくり革命」の担当大臣も兼務します。しかし「人づくり革命」では幼児教育や高等教育の無償化、社会人の学び直しなどを推進すると発表されていますが、まだ具体化はされていません。

 

おまけ:岸田文雄政調会長

長らく安倍首相の下で外務大臣を務め、ポスト安倍(安倍首相の後任)の筆頭候補として知られる岸田文雄氏は、自民党の政調会長に就任しました。

政調会長とは「政務調査会長」の略です。

政務調査会とは党の政策に関する調査研究や各種政策立案を行うための組織で、様々な政策を取りまとめて党全体の政策に仕上げていく役割を担っています。

政調会長はそこの長ですから、党の政策のかじ取りを行う非常に重要なポストです。自民党において政調会長は、幹事長、総務会長と並んで、党三役と呼ばれています。

今回のポストは岸田氏の強い要望によるものだそうで、いずれ近いうちに総理になるための「経験づくり」ではないかとみられています。

今回の内閣改造、一言でいうと・・・?

今回の内閣改造は要するに

「いろいろやらかしてしまったので、次は実力や経験ある人で固めます!」といった感じです。

内閣というのは、文字通りの「日本代表のスタメン」。これからも気を引き締めて頑張ってもらいたいですね。